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コラム:スーツと乗馬は密接な関係があります
 
当店のスリムタイプスーツですと、多くの場合、ジャケット両脇のポケットは、ナナメに角度がついた「スラントポケット」を採用しています。視覚効果で体型をより格好良く見せることができます。

現代ではそういう定義でスラントポケットを紹介することが多いのですが、そもそも「スラントポケット」の由来、一体なぜナナメになっているのでしょうか?
着ている人を格好良く見せるため、ということではなく、合理的な理由があったのです。

それは「手が入れやすく、物が落ちにくいから」です。
は?そうっすか? 斜めになっていなくても全然大丈夫ですよ、…確かにそうですね。
「手が入れやすく、物が落ちにくい」…、それは『乗馬』の時の話なんです。

スラントポケットのジャケットを着用していて、今、近くに馬がいたら、ぜひ実験してみてください。。。。なんて。

真面目な話、乗馬とスーツの関係は大変歴史深く、密接に関わっています。

ジャケット(コート)のお尻の部分の中央の切れ込み「センターベント」もそうです。
センターベントの由来は、乗馬をする際に、ジャケットの裾まわりが突っ張らないようにしたため、と言われています。

ちなみに、サーベルを頻繁に抜き差しするのに都合の良い仕様として生まれたのが、両脇に切れ込みのある「サンドベンツ」です。

完全なブラックタキシードは宮廷の中で着用する服のため、馬に乗ることはないからスラントポケットは採用しないし、ベントを施さないのが普通です。

普段、制服のように何気なく着ているスーツも、こういった知識を蓄えることで新鮮な印象になるし、新たなスーツを買うときにも違った視点で購入できると思います。また、お友達との会話にも何気なく使ってみてくださいね。